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【天体観測】見つけやすい!分かりやすい!子供と探す星座(簡単な北極星編の見つけ方)

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北極星という星は知っているけれど、実際に見たり探したことがない方は少なくないと思います。子供に「北極星ってどれ?」と聞かれたときに教えてあげられたらいいですよね?一緒に探してみるといいと思います。

今回は、簡単な北極星の見つけ方とポイント、楽しみ方をご紹介します。

 

 

 

 

北極星とは

いつでも北の空に見える

北極星は地球の自転軸の延長線上(北側)にあるので、地球が回っても地上からは同じ位置に見えます。どの季節、どの時間でも同じ位置(北)にあるため、はるか昔から北を指し示す目印の星として『北極星』と呼ばれてきました。

なので、この星を見つけられればその方角が北ですね。

この星は2等星とかなり明るい星であり、こぐま座(北斗七星)のしっぽ部分にあたる『ポラリス』と名付けられた星です。

 

実は北極星は動いている!?

北極星は動かず常に北に位置している、と前述しましたが、実は厳密にはそうでもないのです。地球の自転軸からほんの少しですがズレているため、わずかに移動しているのです。ですが誤差と言っていいほどほんの少しなので、北を指す星『北極星』と呼ばれても差し支えないわけです。

また数千年レベルの時間をかけて少しずつズレていきます。なので千年後にはポラリスではない星が『北極星』になります。つまりポラリス=(イコール)北極星なのではなく、地球の自転軸の先にある星を『北極星』と呼んでいるということです。

 

 

北極星の見つけ方

北斗七星(おおぐま座)を目印に

北極星の簡単な見つけ方は、まず北斗七星(おおぐま座)を探すことからです。北極星こぐま座の一部ですが、こぐま座よりおおぐま座のほうが明るい星が多く、見つけやすいからです。

おおぐま座の北斗七星は柄杓(ひしゃく)の形をしており、北の空を見上げると見つけることができます。お子さんには柄杓は馴染みがないので「鍋」などと表現したほうが伝わりやすいかもしれませんね。

おおぐま座を見つけられたら、その先端(鍋の取っ手ではない側)の2つに注目します。その2つの星を結んだ先にある明るい星が北極星です。距離はだいたい北斗七星の端から端までの長さくらい離れた位置にあります。

 

カシオペヤ座を目印に

 北斗七星が見つけられない場合は、カシオペヤ座を探してみてください。秋ごろの夜空であれば北の空にWの形で並んでいる明るい5つの星を見つけられないでしょうか?中心の星をまっすぐなぞった先にある明るい星が北極星です。

 

 

北極星を見つけたら…

実際に北極星を見つけることができたならそれで終わってはもったいないですよね。せっかくならほかの星座も探してみてはいかがでしょうか。北極星こぐま座のしっぽの先にあたる星なので北極星から並んだ柄杓型の星座を見つけてみましょう。

その他に北の空で見つけやすい星座といえば「おおぐま座」「カシオペヤ座」「キリン座」などです。

子供が星空に興味を持ったら教えてあげられるように知っておきたいですね!

 

 

まとめ

北極星は誰もが耳にしたことがある星です。必ず北の空にあり、見える場所が移動しないのでどの季節のどの時間でも見つけることができます。

しっかり探したことのない方、空が晴れた日には家族と一緒に探してみてはいかがでしょうか?